Institute of Behavior Traits 行動特性研究所

1. 行動特性診断テストとは

行動特性診断テストとは

親譲りの無鉄砲で⼩供の時から損ばかりしている。⼩学校に居る時分学校の⼆階から⾶び降りて⼀週間ほど腰を抜かした事がある。なぜそんな無闇をしたと聞く⼈があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。


行動特性診断テストとは

行動特性診断テストは認知行動心理学や脳神経学の理論や研究を背景に行動の変化や能力(コンピテンシー)の変化を測定するために開発された心理テストです。学習効果を行動や能力の変化として捉え、その変化を数値化することにより、学習の持続化と学習プログラムの効果を検証します。
現在の多くの心理テストは、コンピューターによる画一的な処理で解析され受検者をタイプ別に診断しています。行動特性診断テストは人をタイプに分類して処理することではなく、現実に出現している行動の分析を通して、行動の起因となっている認知の傾向や感情の傾向を個別に解析しています。一人一人を個別に分析することにより、行動レベルで自己理解が深まり、自分自身の成長の課題と自分の行動特性にあった課題の達成方法が明確になります。
人間の行動は、昨日と今日、今月と来月、今年と来年で変化していきます。一般的な性格テストでは一回受けるとそれで終了となりますが、行動特性診断テストは半年後、1年後と2回目、3回目の受検により継続的な変化の分析が可能です。

行動特性とは

思考や感情は行動として表現され、一貫して出現する行動の傾向やそのまとまりを行動特性といいます。行動特性は4ジャンル・20指標で分析されています。

行動特性の特徴

  • 行動特性に良い/悪いはありません。能力のように「ポイントが高いから良いとか低いから悪い」という評価的なものではありません。行動特性とは行動の傾向で、自分の行動特性をどのように発揮するかということが重要です。
    (例) 【変化性】が高い  → (プラスに発揮)  新しいことに興味を持ち、積極的にチャレンジする
    (マイナスに発揮) 新しいことに目移りばかりして、持続や継続がない
  • 行動特性(20指標)のポイントが『低い』ことと『出来ない』こととは違います。ポイントが低い行動特性はその行動が少ないことを示しています。行動の出現率が低いということは『その行動が出来ない』ということではなく、意識すれば行えるが意識しなければ現れにくいということを指しています。
  • 行動特性は変化します。意識的な学習や新たな体験により行動特性は変化していきます。