行動特性診断

行動特性診断

 

1.行動特性診断とは

変化を数値化し学習効果の測定することにより、受検者本人の能力向上へのモチベーションが高まり、また、研修効果の測定により成長の変化を客観化できるため、企業法人のマネージャーや人事育成担当者の皆様から高い評価を戴いています。

現在の多くの心理テストは、コンピューターによる画一的な処理で解析され、受検者をタイプ別に分けて診断しています。解析結果の説明文もシステムにて出力されることになるため、一般化されてしまい、個別のプロフィールを即さないメッセージになってしまいがちです。本人のプロフィールと解析データとの間に違和感を感じることが多いのはそのためです。

行動特性診断テストは人をタイプに分類して処理することではなく、現実に出現している行動の分析を通して、行動の起因となっている認知の傾向や感情の傾向を個別に解析しています。一人一人を個別に分析することにより、行動レベルで自己理解が深まり、自分自身の成長の課題が明確になり、課題達成の方法が具体化します。

人間の行動は、昨日と今日、今月と来月、今年と来年で変化していきます。一般的な性格テストでは一回受けるとそれで終了となりますが、行動特性診断においては、行動そのものを分析対象としているので、継続的な変化の分析が可能です。

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2.測定結果の読み方

① 測定された一つ一つの指標のポイント数値を確認し、行動の特性(Behavior Traits)を客観視し、次にそれぞれの行動特性を組合せにより全体のプロフィールを洞察します。○○型とか○○タイプなど、枠やレッテルを設けて、ご自身を納得させるものではなく、一つ一つの行動特性とその組合せにより、プロフィール全体を描き出し、行動出現の基となっている考え方や感情の傾向の理解を深めます。

② 正しい行動特性とか良い組合せというものは存在いたしません。行動特性のデータとしてご使用し、その行動の特性をどのように活かしていくかと考えて実行することが重要です。

③ 型にはめて個性をタイプに分類するものではありません。性格テストのように何種類かに分類するテストではないので、10人いれば10通りの分析結果がでてきます。また、人間の行動は変化しますから、実施するたびに行動特性は変化します。 一定の期間毎に実施することにより、行動特性とその行動の起因となっている 『認知・感情・情動』 の変化・成長が客観視できます。

④ 分析・診断結果に対し「良い、悪い」はありません。これがベストといわれるようなモデルも存在しません。 例えば、行動特性に「変化性」という指標がありますが、「変化性が高い」ということは、「変化を求めチャレンジする行動が多い」ということで、良いと思われる側面もありますが、「安定性が少なく、同じことを繰り返し行うことが少ない」ということも生じます。 行動特性それ自体を良い悪いと評価するものではなく、その行動特性をどのように活かしていくかということが大切です。

 


 

3.活用方法

①自己意識と行動のズレを減らし、対人関係の向上を図る行動には意識的な行動と意識しない行動(潜在意識での行動)と二種類あります。対人コミュニケーションが上手くいかない場合には、意識的な行動と潜在意識での行動との不一致(ズレ)が原因となっていることがよくあります。自分がどのような行動をとっているかを知っているつもりでも、行動には意識的なものより無意識的なものの方が多いため、 自分が思っている通りに行動をしているとは限りません。自分が意識している行動と他人から見られている行動とに不一致が生じてきます。意識的行動と潜在意識のズレは誰にでも存在しています。行動特性の客観視することで、自己認知と他者からの認知とのズレを理解でき、良好な対人関係の構築に役立ちます。

②人生のキャリアのデザインを考える世の中にはいろいろな職種があり、それぞれのその職種において必要とされる能力を発揮することで、活躍することができます。能力には、コミュニケーション能力のようにどんな職種においても必要とされる一般的な基礎能力と、企画職、営業職、専門技術職、IT関連職などで必要とされる専門能力の二種類がありますが、どちらの能力も一連の行動の積み重ねにより発揮されます。測定されたご自身の行動特性が、どんな能力を発揮しやすいかを客観視することで、自分に適した職種を選択する基準ができます。行動特性の分析により自己の能力の発揮の方法を理解し、人生のキャリアのデザインやキャリアアップを考えることに役立ちます。

③グローバルなビジネス環境の中で能力を発揮する行動特性の分析を通して、今まで培ってきた思考や感情の傾向を整理して、強みや弱みを客観視することにより、グローバルなビジネス環境における能力の発揮の仕方や、問題解決に必要な能力の課題が明確になります。グローバルで活躍するために必要な考え方(mind)や行動(behavior)の理解が深まり、留学や海外ンターンシップ、グローバル・コミュニケーション力の向上に役立ちます。

④リーダーシップやマネジメント能力の向上事業環境が日々変化する中で、組織が最大限の力を発揮し競争力を高めるに、マネージャーに対する期待はますます高まっています。仕事に精通しているだけではなく、高い視点から事業の進捗を把握していることが求められ、組織の内部管理だけではなく、将来に向けての価値創造や変革を牽引するリーダーとしての役割を期待されています。マネジメントに必須な能力を行動レベルに分析し、自己の行動特性との相関を考えることで、マネジメントの課題を明確にし、必要な能力の向上に役立ちます。また、メンバーや関係者との行動特性の相違を把握することにより、リーダーシップ発揮の再検討にも役立ちます。

 

行動特性診断の活用
①対人関係の向上に
②キャリアのデザインに
③グローバル環境での能力発揮に
④リーダーシップやマネジメント能力の向上に